アマンリゾートの原点 プーケットのアマンプリのサービス


 アンダマン海の真珠と呼ばれる、タイ最大の島プーケット。ここに22年前にオープンしたアマンプリからアマンリゾートの伝説が始まりました。アマン・マジックと言われるゲストの希望を魔法のようにかなえるサービス、誰もがリピーターになってしまうホスピタリティ、隠れ家のような立地。極上リゾートとしてのアマンプリの評価にはゆるぎないものがあります。そんな秘密を少しご紹介しましょう。

 訪れたのは、雨季で合間にスコールの降る7月。プーケット島の西海岸バンシービーチをすぐに見下ろせる丘にアマンプリがあります。サンスクリット語で平和なる場所を意味するAmanpuriアマンプリ。プーケットといえばいろんな国から観光客がやってくる賑やかなイメージがありますが、ここは本当に静かです。


小高い丘から、すぐに海を臨む立地

 オープンは1988年、アマンリゾートが最初に建てたリゾートですが、毎年少しずつリノベーションをかけていて、古い感じがなく、チーク材をふんだんに使った建物はオーセンティックな魅力に満ちていました。メインプールは、黒のスタイリッシュなタイル。家族連れの欧米客の子どもが、バスローブのようなものをきちんとはおってプールサイドで寛いでいました。

 ここでは、ランチをいただきましたが、ワインはNAPAのソーヴィニョン・ブラン。タイ料理にはすっきりした白が合います。ハイ・シーズンのみ、ナオキという京都のフレンチ懐石おくむらの支店が開くそう。


ランチに出た上品な味のトムヤムクン

 客室は、タイ建築様式のパビリオンが40室、オーナー制のヴィラ・ホーム30室からなります。ヴィラの方はオーナーの好みのインテリアが飾られていますが、両方とも、ふんだんにチーク材を使った贅沢な造りです。自然光が差し込むライブラリーには、1000冊以上の本やCD、新聞があって、世離れた書斎兼図書室といった感じです。

チークが贅沢な客室。ベッドはキングサイズ

ヴィラにあるサラと呼ばれる東屋。屋外のリビング

 さて、ゲストのリクエストにあっと驚くようなサービスで応えるのがアマン。花嫁と花婿二人だけの挙式をビーチクラブで挙げた日本人カップルには、一夜限りでプールとプールサイドを一面の花びらで覆いつくしたそう。どれだけ贅沢な思い出になったことでしょう。一生に一度のウェディングにそんなサプライズを用意されたいものです。
http://www.amanresorts.com/ 

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