米人気歌手クリスティーナ・アギレラさんが、夫ジョーダン・ブラットマンさんと離婚が成立した、と米芸能サイトTMZが報じた。ただ、離婚するまでにアギレラさんが築いた資産を夫は受け取ることはできない旨の契約を婚前に締結していたという。まったく、うまくしてやったりだ。日本人には抵抗があるかもしれないが、富裕層は結婚前に離婚を考えなければならなくなるのだろうか?
TMZによると、婚前契約で結んだ内容は、結婚前のアギレラのさんの所得と貯蓄、さらには離婚するまでにアギレラさんの築いた資産は夫と別というものだ。また、息子の親権は共同になるそうで、夫がアギレラさんから養育費を受け取ることもできないのだという。
一般的には半々に折半される離婚の財産分与。財産目当ての結婚、とまで言うのは失礼かもしれないが、それを防いだ格好だ。
たとえば、人気歌手ブリトニー・スピアーズさんは、「財産狙いで結婚した夫」と言われたケヴィン・フェダーラインさんに、結婚以降にブリトニーさんが稼いだ金額の半分を渡すことになってしまったと言われる。一部には、婚前契約書があり夫が受け取る額は半分ではない、とする報道もあったが。
度重なる不倫という不貞をおかしたプロゴルファー、タイガー・ウッズ選手が、元スーパーモデル、エリン・ノルデグレンさんと離婚した時も、一時は600億円超との報道もあったが、最後は約50億円で落ち着いた。婚前の契約が存在したともいわれるが、あまりにもヒドい不貞行為をしながらもここまで妻の取り分を減らしたのは、婚前契約書の存在があったからだとも言われる。
また、最後の大物独身お笑い芸人と言われる、志村けんさんが結婚しない理由に「財産分与を警戒しているのでは」との噂も出るほど。
ただ、最悪のリスクのシナリオを考えておくのは欧米人らしい考え方で、離婚のことを考えて結婚するというのは、日本人になじむのかどうか。