金を積まれた救出者たちはヒーローでいられるか(チリ)

 チリの鉱山事故で救出された作業員33人が、単独インタビューに2000万ペソ(約340万円)の請求することを話し合って決めた、とチリの地元紙メルクリオが報じた。また、リーダーのルイス・ウルスア氏にも、TV出演、手記など依頼も殺到しまともな生活が送れないとのこと。本音は「金をくれ」というよりも「放っておいてくれ」という予防線の意味
が強そうだ。

 現地の報道を総合すると、救出された作業員とその家族は、地下での生活は語らないことに決めたのだという。ほとんどの作業員はすで病院を退院したが、記者会見もこれまで一度も行っておらず、何とか生の声を伝えたい報道陣との間での軋轢が生じている。

 中には、鉱山労働者の月給の5倍にあたる約50万円を提示したマスコミもあるそうだ。どこも経営が厳しいはずのメディアから、ここまでの提示がなされるとは驚きでもある。

 そして、映画化の話もすでに浮上。主演にはスペイン人俳優のハビエル・バルデムさんが噂されている。

 その物語の主人公となるリーダーのウルスア氏だが、多くのオファーがすでにあるようで一躍セレブリティに。今後は大金を稼ぐことも十分可能だろう。だが、救助の順番も「自分が最後でいい」と語った理想のリーダーは、最後まで理想のリーダーでいて欲しいと世界中の人々が思っていることだろう。

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