アガサ・クリスティはポアロを嫌々書いていた?

 世界的ベストセラー推理小説「名探偵エルキュール・ポアロ」シリーズで知られる英作家、故アガサ・クリスティさんが、実はポアロの推理小説を嫌々書いていたことが判明した。クリスティさんの孫が明らかにした。

 アガサ・クリスティさんはベルギー人探偵エルキュール・ポアロを主人公とした推理小説を全87話執筆している。1934年の「オリエント急行殺人事件」や1937年の「ナイルに死す」などで知られ、ポアロシリーズはクリスティさんの作品では最も人気が高い。しかし、彼女の孫のマシュー・プリチャード氏によると、クリスティさんは嫌々ポアロの小説を書いていたという。

 プリチャード氏は英Radio Timesの取材に対し、「彼女の中には推理小説を書くためのアイデアがたくさんあったのですが、ポアロには不適当なアイデアも多く、新しいキャラクターで別の話を書くことを切望していました」と暴露。しかし、エージェントや出版社はポアロの話ばかりを期待するため、彼女は仕方なく、生活のために嫌々ながらポアロシリーズを書き続けたのだという。

 またクリスティさんは親族の将来の経済的保障をするために、子供たちが幼いうちから作品の権利譲渡などを行っていたという。プリチャードさんは、わずか9歳の時にクリスティさんから戯曲「ねずみとり」の権利を譲渡された。プリチャード氏は「当時はそのことに感謝できないくらい幼かったのですが、その後長い間ビジネスで役立たせてもらいました」と語っている。

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