結婚に求める条件をはっきりさせることが第一
では、富裕層女性が結婚するために最も必要なことは何なのだろうか。それは、自分が結婚に求めている条件、絶対に譲れない点をはっきりさせて婚活することだという。
「例えば、大企業の重役のお嬢様で、『私はお金がないと暮らせないから』という人がいました。彼女は大学時代に付き合った彼氏がいましたが、その人を振ってお金持ちと結婚しました。毎週のように違う人とデートして、一番条件がいい人とさっと結婚したのです。それくらいドライに考える人は決まりますね。」
良い悪いは別として、大切なのは、絶対譲れない軸がはっきりしていて、自分が満足できるのはここ、ということを理解していること。精神面なのか、お金なのか、それとも他の何かなのか、条件がはっきりしている人は結婚しやすいのだ。
「40歳くらいになって、だんだん体力がもたなくなって仕事をやめて、今さら結婚もできなくて、家に閉じこもり、うつやヒステリーになって、親にあたったりするお嬢様も多いのです。学歴や家柄などのプライドは高すぎても、それだけでは世の中を渡っていけません。昔と違って政略結婚などありえないのですから、今の時代のお嬢様は大変です。お嬢様が結婚するためには、自分の中に一本芯を通すこと。それが最も必要なことです。」
資産、学歴、美貌があり、一見何でも望むものは手に入りそうな名家のお嬢様たち。しかし、彼女たちの婚活は相手が限定されている分、生活レベルを落としたくないなら、一般女性よりハードルは高く厳しいのだ。
真島さんは、自身の結婚の決め手をこう語る。
「最初に会ったとき、‘今までの男性とは違う、私を理解してくれて、大事にしてくれる‘と感じましたが、その第一印象は間違っていませんでした。趣味はまったく合いませんが、金銭感覚やものごとの価値観が同じなので、子どもの教育や親の介護など、問題にぶつかったときにお互いの意見が食い違うということがない。何度も難しい局面にぶつかりましたが、その都度、彼が責任を持って立ち向かってくれるので、夫婦間の信頼も強くなりました。結婚して20年になりますが、お互いに違う世界を持っているので、飽きるということがない。お見合いは、結婚してからお互いを知る楽しみがあります。」
最後に、独身者へアドヴァイスを送る。
「運命に逆らわないことです(笑)。婚期の波が来ていると思ったら、さっと乗る。まだ他にいい人がいるかも、と思わないでどこかでふんぎりをつけることです。何事も人任せにしない、自分の価値観をしっかり持つ、勘を磨く。それが結婚への近道です。」
◆年収3000万円以上、富裕層限定の婚活パーティーで玉の輿を狙う女たち
◆医師と結婚したい世の女性の誤解!
◆女医はモテるのか? ある30代美人女医の婚活記録