伝説の棋士「カミソリ坂田」の坂田栄寿さん死去

 日本棋院は、二十三世本因坊坂田栄寿さんが22日、入院先の日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)で、胸部大動脈瘤破裂のため、亡くなったと発表した。90歳さった。通夜・告別式は近親者のみで行う。喪主は、妻・鐵枝さん。

 坂田さんは「カミソリ坂田」と呼ばれる伝説の棋士。昭和10年に入段し、平成12年10月に引退するまで、旧名人2回、本因坊7回、十段5回などタイトルを64回も獲得した。特に昭和39年は、年間7タイトルを制覇。また、昭和42年には本因坊戦7連覇を達成している。日本棋院理事長も務めた。囲碁界初の文化功労者にも選ばれている。

 通算成績は1117勝654敗16ジゴ。

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