37歳イチロー選手ホームラン王への道

 米大リーグで10年連続200本安打の記録を樹立した、イチロー選手。10月22日に37歳の誕生日迎えた。若々しく見えるが確実に野球人生は短くなっている。残された時間で目指すものは何か。「ホームラン王になれる可能性はある」(スポーツ紙記者)というポテンシャルを持つだけに、シアトルという最弱チームで誰からも注目されず安打数の記録だけを目指していくのはもったいない気もする。

 内野手の頭を超えるシングルヒットか、もしくは俊足を活かした内野安打というイメージが強いイチロー選手。だが、1995年には25本塁打を放ち、3本差で本塁打王を逃している。当時を見ていた記者は「バッティング練習でも飛距離は出ていた」と証言する。1番打者に固定されておらず、3番に入ることもあり、本塁打を狙う場面は現在よりも多かったとも思われる。実際に、打点王のタイトルを獲得した。

 この時、優勝も経験した。ただ、残念だがシアトルの現状の戦力では優勝は難しい。野村克也氏はイチロー選手について、一番打者たるものはヒットも大事だが球数を投げさせることが必要だという話をしていたことがある。

 ただ、優勝する戦力がなくては、そうしたチーム打撃も発揮しようがない。やはり先頭打者としてヒットを打つことにこだわる理由なのかもしれない。ちなみに、仰木氏がイチロー選手を3番打者に抜擢したのはチームの中心にするためだという。このときは見事、チームワークを発揮して? 優勝のタイトルを得ている。

 イチロー選手にとって残された時間は、それほど多くはないと思われる。優勝できないチームで、今後も「孤独」にヒットを積み重ねていくのだろうか。だが、日本に戻り巨人に入って東京ドームで本塁打を量産する姿を見たいわけでもない。ファンとしてはもどかしいところだが、イチロー選手は記録に生きる道を突き進むのだろうか。

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