高級リゾート地を多く抱えるイタリア南部サルデーニャ州のカペラッチ新知事が、超富裕層を対象にした税の撤廃を提案した。実現すれば、サルデーニャ島に別荘や自家用機を持つベルルスコーニ首相ら億万長者が優遇されることになる。ロイターが伝えた。
サルデーニャ島に停泊する豪華なヨットやプライベートジェットへの課税撤廃を打ち出しているカペラッチ州知事は、ベルルスコーニ首相の税務顧問の息子でもある。これらの税は、レナート・ソール前知事が導入したものだが、富裕層を島から遠ざけ、観光産業へ悪影響を及ぼすと反対の声もあった。
サルデーニャ島に別荘を所有するベルルスコーニ伊首相