Vertu、初のスマートフォン発売の背景


Vertu Constellation Quest
 ラグジュアリーモバイルフォンの「ヴァーチュ(Vertu)」が初のスマートフォン「Vertu Constellation Quest」発売を発表し、発売記念イベントが英ロンドンや米ニューヨークで開催された。国内では米Apple「iPhone」のヒットで注目を集めるスマートフォンだが、KDDIは今年の秋冬モデルから初のスマートフォンを投入。国内外のキャリア各社がこぞってスマートフォンに力を入れている。

 12月に退任するKDDIの小野寺社長は22日の記者会見で、スマートフォン投入の遅れが他社への顧客流出を招き、営業収益の減少の原因となったことを認めた。国内のスマートフォン市場はiPhoneの一人勝ち状態で、MM総研のデータによるとシェアの7割以上を占めている。

 一方、米国のスマートフォン・シェアは、米調査会社のComScoreによると2010年3月-5月期は、トップがRIM(ブラックベリー)で約40%、2位がAppleで約24%、3位がMicrosoftで約13%。米国ではスマートフォン利用者が前四半期と比較して約8%も上昇しており、世界的にもスマートフォンが今最も勢いがあることがわかる。

 ヴァーチュは営業収益を非公表にしているため、業績の良し悪しは不明だ。しかし、記者は日本の富裕層でヴァーチュを所有している人にはまだ出会ったことはない。実際に売れているのだろうか? どちらにせよ、ヴァーチュのこのタイミングでのスマートフォン発売は、やはり世界的なブームとなっているスマートフォンを投入することで、最先端を行く最高級モバイルフォンというイメージを印象付け、他社から顧客を流入させるという狙いがあるのだろう。

       

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