薬物スキャンダル後に、年収が5億円に倍増した秘密

 スーパーモデルのケイト・モスさんが、コカイン吸引の現場をパパラッチされたのは2005年のこと。おしゃれクイーンで世の女性から絶大な支持を集めていたモスさんは、男性スキャンダルや派手な夜遊びもやりたい放題。それでも新陳代謝の激しいファッション業界で、トップに君臨するほどの圧倒的な人気があったのだ。でも、ことがドラッグとなると話は別。このコカイン事件で、モスさんのキャリアもよもやこれまでか・・・・・・と業界で思った人も当時は多かった。

 だが、しかし。5年経った今、ケイト・モスさんのキャリアについて彼女のエージェントが、イギリスの新聞に語ったインタビューが話題になっている。ケイトの年収は、事件の前と後では2倍になっている・・・というのだ!「コカイン事件の前は200万ポンド(約2.5億円)だった年収が、現在は400万ポンド(約5億円)程度に増えている」のだとか。

 事件当時、バーバリーやシャネル、H&Mなどのクライアント7社から契約を解除されてしまったケイト。当然といえば当然だろう。それでも、10代の頃から彼女の面倒をみてきたエージェントがクライアントを説得してまわり、結果的にはバーバリーの再契約だけでなく、ディオール、ロンシャン、ブルガリ、ルイ・ヴィトン、ヴェルサーチ・・・・・・とさらにビッグなクライアントとの契約にこぎつけた。事件が招いた、ちょっとしたスキャンダル特需である。こうして2年も経たないうちに、彼女はメインストリームにカムバックを果たした。
 
 しかし、「コカイン・ケイト」という不名誉なニックネームまでついたモスさんが、なぜここまで人気をキープできたのだろうか?

 優秀なエージェントのおかげもあるが、ファッション業界に愛されているから、というのも大きな理由だろう。「鬼の首をとった」ように世間の非難を浴びていたときに、ファッション雑誌やモデル仲間、ファッションデザイナーたちが次々と彼女を擁護する声明を発表。今年逝去したアレキサンダー・マックイーンもそのひとりで、事件直後のパリコレで「We Love You Kate」とプリントしたTシャツを着てランウェイに登場して話題となった。

 最大の理由は、世界の女性がなぜだかモスさんのことを大好きだから、ということかもしれない。自由奔放でスキャンダルにまみれながらも、繊細な美しさをみせるモスさんは、女性を惹きつけてやまない人間的な魅力にあふれているのだ。

CTA
よかったらシェアしてね!
目次
閉じる