レアアースへの個人投資家の投資対象になる?

 中国が輸出を制限したことで一躍有名になったレアアース(希土類)。レアメタル(希少金属)とレアアースの違いは読んで字のごとくで、レアアースはレアメタルの1種類。レアメタルは元素表でレアアースを1種類とカウントして、合計で31種類あると言われている。

 〝レア〟というだけに存在自体が微量しかないうえに採掘が困難で、パソコンや携帯電話などの電子機器や自動車の排ガスフィルターや太陽電池パネルなどの環境技術分野に必要不可欠。今後ますます需要が増えるとみられるが、中国が世界産出量の実に90%超を占めており、これらの産業は中国に首根っこをつかまれたような状態だ。

 金やプラチナへの実物投資になれた投資家なら、次はレアアースにと思う方もいるだろう。当然ながら業者から直接買い付けるわけにはいかないので、レアアースや戦略的金属を生産する企業の株価に連動するETF(上場投資信託)を活用する。上場しているので、株と同様にいつでも市場で売買できる。レアアースの場合は、ニューヨークに上場する海外ETFが投資対象となる。

 海外ETFとは、ニューヨークや香港など海外の株式市場に上場しているETFのこと。海外の株を買いたいと考えても、個別企業に投資するのは初心者にはハードルが高い。日本企業に比べると得られる情報が少なく、情報の入手自体も手間がかかる場合が多いためだ。

 この10月にニューヨーク市場に上場したばかりのレアアースETFは、ジルコン生産で世界最大手の豪アイルカ・リソーシズや米チタニウム・メタルズなど鉱山会社24銘柄で構成される指数に連動する。価格は20ドル(約1630円、10月29日現在)で、電子取引所「NYSE Arca」に上場される。ティッカーは「REMX」。海外分散投資の一対象となるかもしれない。

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