シャトー・ラフィット・ロートシルト、香港で史上最高1900万円で落札

 競売大手サザビーズが先週香港で開催したオークションで、「シャトー・ラフィット・ロートシルト」の1869年のヴィンテージワイン3本が、各14万7020ポンド(約1935万円)という歴代最高価格で落札された。中国を中心としたアジアの富裕層がヴィンテージワインに多額の投資をし始めたことで、高級ワインが欧米で入手困難になるのではと専門家は危惧しているという。

 海外メディアによると、今回出品された「シャトー・ラフィット・ロートシルト 1869年」は当初、落札価格は2400~3200ポンド(約32~42万円)程度だと見積もられていた。しかし予想をはるかに上回る高額価格となり、さらにシャトー・ラフィット・ロートシルトの史上最高落札額までも上回った。これまでの最高落札価格は、米フォーブス誌発行人だった故マルコム・フォーブズ氏が落札した1787年のヴィンテージで、10万4000ポンド(約1370万円)だった。

 サザビーズのワインセクション・アジア地区のRobert Sleigh氏は、「今回達成された価格により、ある程度ワイン市場が再調整されるでしょう」とコメント。ワインディーラーたちも、今回のオークションによってヴィンテージワインの価格が再定義されたとしているが、このような価格は「完全な狂気だ」と発言している人が多い。

 ワイン専門家は、「高級ワインの需要は、供給をすでに追い越しました。中国のみならず、インドなど他のアジア地域の富裕層が高級ワインへの投資に目覚めたら、深刻な供給不足になるでしょう。現に、ヴィンテージワインの価格は高騰傾向にあり、シャトー・ラフィット・ロートシルトなどを購入したくてもできない人々が、より安いワインを購入するようになってきました」と指摘している。ワインディーラーたちは、ヴィンテージワインの価格高騰により、5年後には希望するワインを入手できなくなるのでは、と危惧している。

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