外国人、若者は「銀座」、中高年は「お台場」へ?

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングはこのほど、「外国人旅行者の購買動向にかかる定点観測調査」(場所:成田空港、期間:9月27日~10月3日)をまとめた。

 主な渡航目的は「観光」が69.6%で最も多く、「業務」が19.3%、「乗り継ぎ」が6.6%。渡航目的が「観光」の旅行者のうち、団体旅行者が56.7%を占める。また、回答者に占める中国人比率は57.3%で、前月調査の49.7%から大きく増加。中国人の日本旅行ブームを裏付けた。ただしその訪問先については、日本人が持つイメージをそのまま重ね合わせると、実態との間にかい離が生じるようだ。

 訪問率は30歳代以下の若年層で「新宿」が56%、「銀座」が43%に達し、「浅草」は25%、「箱根」は33%に留まる。一方、50歳代以上では「お台場」が33%、「浅草」が31%となっている。一般には大人の街のイメージが強い「銀座」が若年層に人気があり、若者が多いイメージの「お台場」に比較的年齢層が高い観光客が訪れ、20歳代以下の訪問率で「箱根」が最も高く、「秋葉原」が最も低いなど、日本人の考える街のイメージと外国人旅行者の訪問先に大きなずれがみられる。

 「銀座」「新宿」「秋葉原」のようなショッピング街を訪問する人々は、訪日目的が買い物なので購買意欲の高い30歳代が中心になるためと考えられる。一方、「浅草」「お台場」「箱根」のような家族連れでも楽しめる観光地の場合、比較的年齢層の高い人々とその子どもによる訪問がみられ、中間に位置する30歳代が少なくなるためと考えられる。

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