最高の芸術的紅茶 マリアージュフレール

 レストランの記事が多いので、時には嗜好品をご紹介したいと思います。私的な内容になりますのであまりご興味ない方はナナメ読みをおすすめさせていただきたいと思います。

 紅茶メーカー、と申しますと皆様何を想像されますか? 一般的なのは、リプトンやブルックボンド、トワイニングあたりでしょうか? フォションやジャクソンを思い浮かべられる方はかなりお好きな方かもしれませんね。数ある紅茶メーカーの中から、私が一番大好きなのは、フランスのマリアージュフレールです。

 近日は知名度もアップいたしまして、かなり色々ところで販売しているのを見かけます。日本では銀座と新宿に店舗がありますが、パリのマレ本店に伺ったこともあります。パリも銀座もそんなに極端に雰囲気は変わらないように感じました。

 ただ、驚いたのはマレ店では日本産の緑茶がとても高級品として扱われていたことです。割と親しみ易くお味もおいしい狭山茶が50グラムで30ユーロしていたのを見たときは、文字通りカルチャーショックでした。

 さて、そんなマリアージュフレールの魅力は茶葉の種類の豊富さと、香り付けの繊細さそしてネーミングセンスの良さだと思っています。特に香り付けの繊細さと奥深さは高級なワインや香水に負けない複雑さと品格を感じます。またネーミングについては、代表的なMarco Polo という、紅茶に甘い花々の香りをつけたものがあります。まるで世界中を旅したマルコポーロがその土地、その土地の花々を大切に持ち帰りブレンドしたかのような壮大なイメージが浮かびます。また、対照的にBal Masque’(仮面舞踏会)というものもあり、こちらは紅茶にラベンダーの香りとヴァニラを加えたものですが、強いラベンダーのあとにほんのりと長くヴァニラが香り、仮面舞踏家の魔術的でミステリアスな雰囲気が見事に表現されています。

 お店の方に聞いところ、マリージュフレールの茶葉は全てで500種類あるということです。
みなさまもご自分のお気に入りをお探しになり、優雅な一時を過ごされてはいかがでしょうか。

 以下、参考までに我が家のマリアージュフレール達です。わたしは無精者ですので、モスリンのティーバックを愛飲しています。


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