三菱、三井の「商売敵」高田万由子さんの富豪の系譜

 「この親にしてこの子あり」「燕雀(えんじゃく)鳳(ほう)を生まず」。白百合学園高校在学中の昭和62年にスイスに留学、その後は現役東大生として女優・タレントとして活躍し現在に至る高田万由子さんも、その一人だ。エスタブリッシュメント層には、あの三菱、三井両財閥の「商売敵」として一目置かれる名家の出身である。

 「特技は乗馬とフランス語。高田家は明治時代に武器・器械商として財をなし、『明治三大貿易商の一つ』とまでいわれた高田慎蔵の末裔で、万由子さんの祖母も港区虎ノ門のホテルオークラの隣に時価200億円ともいわれる大正時代の豪邸を所有していた。万由子さんもこの邸宅で起居していたが、屋敷は2002年に解体され、跡地は虎ノ門タワーズオフィスになっている」(Wikipedia)。

 高田家の系譜については、「近現代・系図ワールド(ネット系図作家・西村明爾著)」が詳しい。それによると、「日本の産業化と財閥」という本に、「金剛(巡洋戦艦)のビッカース社への発注に際し、同社代理店三井物産がアームストロング社代理店高田商会との対抗上、海軍高官に賄賂した事件がシーメンス事件(1914年)に関連して発覚し、三井物産の重役が有罪となり退社した」との記述があるという。すなわち、天下の三井物産を挫折させる要因となった強敵が高田商会であった。

 また、「明治富豪史」には「日露戦争で儲けたのは岩崎一家や三井一家、藤田伝三郎など。そして、陸軍省の御用を受けた大倉喜八郎と海軍省の御用を受けた高田慎蔵は、東西の両大関だろう」との記述がある。すなわち高田財閥は、横綱である三菱、三井などの財閥に次ぐ大関と評された大企業であった。このサイトは他にも話題の人物や、旧華族・皇族などの家系図や系譜などを紹介しているが、市井の人には残念ながら「鳶が鷹を生んだ」事例については記載がない。

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