200年寝かせた世界最古のシャンパンを試飲

 フィンランドのマリエハムンで17日、7月にバルト海の難破船から発見された19世紀前半のシャンパンの試飲会が開催された。約200年間、光が届かない海底で眠っていたシャンパンは保存状態も良好で、専門家らは「濃厚な香りで、素晴らしい味」と絶賛した。

 フィンランドのオーランド諸島沖で発見された沈没船からは、計168瓶のシャンパンがみつかった。船は1825年から1830年の間に沈んだとされ、発見されたシャンパンは密封された完全な状態のボトルが多く、飲用可能な世界最古のシャンパンだということが判明した。引き上げ後の調査により、19世紀前半につくられたシャンパンであることがわかった。

 テイスティングした専門家らは、「強く濃厚なキノコのような香り」「菩提樹の花とライムの皮の香り」と表現し、その香りの良さと品質の高さに驚いていたという。

 現在、醸造年が判明している世界最古の飲用可能なシャンパンは1825年の「ペリエ・ジュエ」だが、今回発見されたシャンパンの醸造年は特定できていない。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる