割安感のある6銘柄
REITは36銘柄が上場しているが、格付けが高い銘柄はすでに日銀の買い取りを織り込む形でかなり上昇している。中でも高い格付けを取得しているのが「ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)」(主なスポンサー企業、三菱地所)、「日本ビルファンド投資法人(8951)」(同、三井不動産)、「日本ロジスティクスファンド投資法人(8967)」(同、三井物産)の3銘柄。いわば、REIT市場の五つ星御三家といえるだろう。
ただし、格付けが決して低いわけではなく、物件の稼働率や配当利回りの高さなどをみても十分に魅力的であるにも関わらず、まだ割安感のある銘柄として並木氏は次の6銘柄を挙げた。投資法人名と主なスポンサー企業は以下の通り。
・トップリート投資法人(8982) 住友信託
ジャパンエクセレント投資法人(8987) 興和不動産
ユナイテッド・アーバン投資法人(8960) 丸紅
オリックス不動産投資法人(8954) オリックス
福岡リート投資法人(8968) 福岡地所
アドバンス・レジデンス投資法人(3269) 伊藤忠商事
個人投資家にとっても今はJ-REIT投資の好機の可能性があり、ポートフォリオの一部に組み入れることを検討する価値があるかもしれない。