1歳からのインターナショナルな広尾の幼児教育施設

 幼児教育施設「ボーネルンド広尾キッズワールド」。1歳~8歳の子どもたちにさまざまな体験をさせているが、ここでの公用語は基本的に英語と日本語。場所柄、預かっている子どもの6割が外国人だ。

 1歳からの母子分離を促がす「クリエイティブプレイ」、2歳から集団生活に慣れさせる「トドラープリスクール」、3~5歳の子どもたちが総合学習を行う「アフタースクール」、1歳~小学生までを対象に、外国人ティーチャーによる英会話プログラムを専門に行う「イングリッシュクラス」など、多様なコースが用意されている。

 「サークルタイム」には自己紹介やロールプレイを行うが、これらはすべて英語。「ワークタイム」には自分の好きな場所で好みの玩具で遊ぶが、ここでも自然に友達同士で英語が交わされる。

 この施設を運営するのは、育児・マタニティ用品等の製造・販売を行うピジョンのグループ会社ピジョンハーツ。同社は「キッズワールド」のブランドで、首都圏や大阪等で同様なセンターを19か所フランチャイズで運営している。同社幼児教育運営部の佐藤チカ・チーフマネージャーは「英語を母国語とする子どもたちと同じ方法で言葉を身につけることができるのは、幼児期だけの特徴です。バイリンガルな言語環境をつくり出すことで、言語はもちろん、異文化への理解力を育むこともできます」と語る。

 幼児の言語感覚は敏感。「あっという間に正確な発音を身につけ、その覚えの早さには驚いています」「インターナショナルな環境にいると、子ども同士が積極的にコミュニケーションをとり、自立するようになりました」という保護者の声もうなずける。いわゆる〝お受験〟対策の塾ではないが、結果的にそれに役立つ能力が備わるのも事実だ。

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