米グーグルが、ミニブログサービス「ツイッター」に続いて、共同購入クーポンサイト「グルーポン」買収を計画し、交渉に入っている、とウォールストリートジャーナルが報じた。
会社立ち上げからわずか2年で年商約320億円規模に達したグルーポン。史上最速とも言える急成長を見せている最も注目を集めている企業でもある。
その成長株をグーグルが見逃すはずはなく、買収を提示しているのだという。ウォールストリートジャーナルによると、買収額は米ヤフーが先にグルーポンに提示した20億~30億ドル（1700億～2500億円）をはるかに上回るものと見こまれるそうだ。また、グルーポンは、提携銀行アレン・アンド・カンパニーを通して身売り先を探している模様だという。
ただ、これだけ急成長のサービスについては、他の企業も興味を持っているとされているのだが、数千億円の資金調達が可能だというＩＴ企業ともなると、グーグル以外にはマイクロソフトなど、イーベイ、アマゾンクラスに限られてくる。クーポン共同購入市場が、米国では新たな草刈り場にもなりつつある。
