学年に必ず一人はいる「神童」と呼ばれる児童。事典には「神童とは特定分野において卓越した能力を発揮する人物。特に少年時代に優秀であった者に対しての美称」などとある。幼児期に身につけた知能指数（IQ）が高いことは間違いないのだが、そのIQが全人口の上位2％であれば入会できるという国際的な団体がある。
それは「メンサ」と呼ばれる、1946年にイギリスで創設された団体。世界100カ国以上、10万人以上の会員をもつ国際的グループで、世界全大陸（南極をのぞく）の約40カ国に支部がある。メンバー同士の知的交流の場を提供するのが主な機能だ。
入会資格を得るには、メンサが実施する入会テストにパスするか、専門機関でIQテストを受け、そこから発行された証明書を提出する。受験回数に制限があり、半年の期間を空けて生涯に3度までしか受けられない。
会員のほとんどがヨーロッパ支部所属だが、他にはアメリカが5万人、アジアでは韓国が1000人と多く、日本は現在400名程度とされている。メンバーにはジョディ・フォスターの名前もある。会員の年齢は4歳（?!）～94歳。ちなみに日本のメンサ公式サイトには、「会員以外の方でも、食事会等にゲスト参加できます」とある。
