ドルチェ&ガッバーナが1000億円の脱税で起訴

 イタリアの高級ファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」が法人税約13億4000万ドル(約1112億円)を脱税した疑いで、イタリアの検察当局に起訴されていたことがわかった。

 NYデイリーニュースによると、2004年にルクセンブルクに設立した別会社を使ってイタリア国内での法人税を逃れていた疑いがもたれているという。本来の法人税の対象となるのは13億4000万ドルというが、ドル&ガバ側の申告ではその約3分の1にあたる4億4700万ドルしかなかったという。

 今後は法廷で裁かれることになるが、有罪の場合は、2人は10億ドル(約830億円)の追徴課税を支払うことになり、さらには、3年以下の懲役の可能性もあるのだという。

 ルクセンブルク、オランダ、スイスなどは欧州でも税率が低いために、欧州では節税対策の会社が設立されるケースが目立つ。

 同ブランドは、ドメニコ・ドルチェ、ステファノ・ガッバーナの両デザイナーによって1985年に立ちあがり、都会的で洗練された今やイタリア一セクシーなブランドの地位を不動のものとしている。


左ステファノ・ガッバーナ氏、 右から2番目ドメニコ・ドルチェ氏

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