サウジアラビアの投資家で大富豪のアルワリード・ビン・タラール王子が率いる投資会社キングダム・ホールディングが23日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の株式1%分に相当する、5億ドル(約400億円)分を購入したことがわかった。
AP通信によると、取得分はGM株の1%にあたり、アルワリード王子自身とキングダムで保有することになるという。投資することに決定した理由としては、GMのブランド力、実績、さらには今後の新興市場などへの成長期待を込めたものだという。
キングダムは、米金融大手シティ、コンピュータ大手ヒューレットパッカード、アップル、メディア大手ニューズコーポレーションなど世界的な大企業の多数に投資している。また、アルワリード王子の資産は194億ドル(約1兆6000億円)とされている。

アルワリード王子(左)