FXなどの所得約4億5000万円を隠したとして、東京国税局が非鉄スクラップ販売業の磯貝清明代表(31)を所得税法違反(脱税)容疑で東京地検に告発したことが1日、分かった。日経新聞が報じた。
また、磯貝代表のほかにも、法人税法違反容疑で非鉄金属卸売会社「光特殊金属」と、同社の清光均一社長(53)が告発された。関係者によると、磯貝経営者は2006年までの2年間に、FX取引で得た所得や、アルミニウムくずなどの売却益など磯貝商店の売り上げ約4億5000万円の所得を隠し、所得税約1億6000万円を脱税した疑い。
2人はヒルズ族、だと読売新聞で報道されている。それによると、昨年夏ごろまで続いた金属価格の高騰を背景に、業績を伸ばした金属リサイクル業を営んでいた。FXでも利益を上げ、ヒルズの会員制クラブで開かれるパーティーの主催者側から「敏腕若手経営者」と紹介されていた。