12歳中学生の作文に130万円の値段(中国)

父親を題材に「私のお父さんはパンダ」


中国のTVで紹介された張霖彤さん
 今、中国のネット上で中学生の作文が10万元(約130万円)で売れたと話題になっている。この作文を書いたのは中国河南省鄭州市に住む12歳の少女。なぜ、中学生の書いた作文に130万円もの値がついたのか?

 作文は今年11月中旬に河南美術館行われた第1回芸術展覧会に出展されたものだ。この展覧会は、集まった作品すべてを販売し、売上金を黄河上流域の老人ホーム建設に役立てようというプロジェクトで、全国から約15000人の青少年が「パンダ」を題材に彫刻や絵画、歌や作文など作品を出展したという。


落札したスイス人収蔵家(中央)=趙半狄氏のブログより
 この展覧会で、中学生の少女が書いた作文がスイスの収蔵家の目にとまり、10万元(約130万円)で購入された。この作文の題銘は「私のお父さんはパンダ」というものだ。

 作文を書いたのは張霖彤さん(ちょう りんとう)。やせ気味で内気そうに見える彼女はとても利発な少女で、週末、絵の教室に通い、他の子供たちと一緒に展覧会の活動に参加した。絵も不得意ではなかったが、他の人と違うことをしたいと考え、父親を題材にパンダの作文を書いたのだという。

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