中古マンション価格が大幅上昇、原因はあるブームがきっかけ

 東京都内の中古マンション価格指数がここにきて大幅に上昇している。不動産市況全体の回復傾向も追い風だが、リフォームブームもその一因のようだ。

 リクルートの10月の住宅価格調査によると、中古マンション価格指数(2005年1月=100)は、首都圏全体が128.3(+3.3)、都区部が132.0(+5.6)、都下122.0(+4.0)、となった。前年同月比では、首都圏全体が+8.64、都区部+10.74、都下+8.16と、上昇幅が拡大する傾向にある。

 中古マンションの活況には値ごろ感や、価格上昇をみて新規登録物件が増えていることなどもあるが、リフォームブームもその一端を担っていると考えられる。

 リフォーム企業も知恵を絞ってさまざまなアイディアを競うようになり、企業によっては「爽やかさが満ちるモダンアンティークな室内」「自然素材のぬくもりがあふれるこだわり空間」「おばあちゃんのための中古マンション大改装」など、多彩なメニューが用意されている。自分の生活スタイルに合った快適空間を創出するリフォームは、今後も中古マンション市場を後押しするかもしれない。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる