国公立大学合格力ランキング、関西強し

 最近の大学受験は地元志向が強くなっていると言われるが、国公立大学に多くの生徒を送り込む、実力を持つ高校はどこか。週刊ダイヤモンド(11月20日号)が作成したランキングによると、1位は東大、京大の合格者数で上位の常連である東大寺学園(奈良)となった。また、ベスト10のうち7校が近畿からという結果になった。

 これは、2010年の各大学への合格者数と、その大学の偏差値を掛け合わせて卒業生数で割って算出されたもの。

 ランキングはひじょうに特徴的なものとなり、ベスト10内に7校も近畿勢が入った。特に1位東大寺学園、3位甲陽学院、4位灘は東大、京大に合わせて100人以上を毎年のように送り込んでいる。また、医学部など理系に滅法強いことでも、受験界では知られる。

 また、一つの見方としては、東京以外の地方が、地方の国立大学へと合格者をちゃんと送り込んでいる、ということでもある。

 その一方で、関東には名門私立が多いという事情もあってか、2位の筑駒ただ1校となった。東大合格者数1位の開成は14位だった。

 ◆「大学合格力ランキング」(数字は国公立合格力)
1位 東大寺学園    60.5
2位 筑波大学付属駒場 58.2
3位 甲陽学院 57.6
4位 灘 57.5
5位 旭丘 55.0
6位 白陵 54.9
7位 西大和学園 53.3
8位 大阪星光学院 53.2
9位 姫路西 52.2
10位 ラ・サール 49.0

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