女性の肌を美しく見せる色

 住宅のインテリアに凝る人は増えてきたが、車のインテリアはどうだろうか。軽自動車のいかにも女性をターゲットにしたコテコテの装飾はさておき、ゆかしの読者層が乗る車には、まだまだ男性的なインテリアが多いのではないだろうか。

 そんな中、日産自動車がゆかし層をターゲットに開発した新型GT-Rは今までの国産車にはなかった車の作り方として、日本文化を意識したカラー展開に取り組んだ。

 外から見るとボディーカラーのホワイトの色合いに引っ張られて一見アイボリーのように見えるのだが、扉を開けると何ともいえないさくら色が目に入ってきて気分も高揚するしかけだ。女性の顔色が特に綺麗に見える効果もあるそうだ。興味のある方は是非女性連れでショールームを訪れてみてはいかがだろうか。
http://www2.nissan.co.jp/GT-R/index.html

 自分好みの革の色やステッチ糸の色などのインテリアのオーダーは栃木県にある工場で専用の部屋や実際のラインを見ながら決められるという。

 イギリス本国まで、わざわざ自分仕様の半特注車のデザインを、実際に組み立てている職人に伝えに行った経験がある僕からすると、全て事前に色々セットされていて至れり尽くせりにも感じるまさにエゴイストの名に恥じないメニューだ。 

 さらにサーキット仕様には、+年間300万円で送迎、保管代、ドライビングテクニックの講習会やサーキット使用料など、サーキットでのレースライフをサポートする機能がセットにされていて、本当に使ってもらうことをイメージしていて売って終わりではない関係性を重視していることもひしひしと伝わってくる。言ってみれば、新しいライフスタイルの提案のコンプリートキットと呼べるのではないだろうか。


ミニコラム【プロフェッサーの呟き】

エゴイストという香水にも使われているネーミングにこめたメッセージとしては、お客様のどんなわがままにも対応します=ネバーセイノーのメッセージがこめられているそうだが、どこまで叶えてもらえるか試したくなるのは僕だけだろうか。

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