世界遺産のカンボジア寺院、「アンジェリーナ・ジョリー寺院」に改名

 ユネスコ世界遺産に登録されているカンボジアの有名寺院が、米女優アンジェリーナ・ジョリーさんにちなんで「アンジェリーナ・ジョリー寺院(Angelina Jolie Temple)」と改名されて話題になっている。

 この寺院はアンコール遺跡群の1つである、12世紀に建設されたヒンズー教の寺院「タ・プローム」。ジョリーさんが主演した映画「トゥーム・レイダー」のロケ地となったことでも知られている。

 また同寺院が位置するカンボジアのシェムリアップ市は、2002年に養子としてブランジェリーナ一家の一員となったマドックスくんの故郷でもある。現地の人々は、同国と縁が深いジョリーさんに対して非常に親しみを感じており、レストランでは「トゥーム・レイダー・カクテル」という名前のカクテルも販売されているという。

 アンコール遺跡群は約400平方キロの広さに1000以上の寺院が点在しており、毎年300万人の観光客が訪れる。同遺跡群は遺跡の崩壊・浸食が深刻で、ヒンズー教の著名政治家ラジャン・ゼッド氏は、遺跡とその周辺環境の保護のために、ジョリーさんに同遺跡への関心を高めるために協力してほしいと話している。

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