「開成番長」が語る、ギャンブル漬け人生【5】  

ITと教育の融合を


東大時代の繁田氏
 現在、久我山に2校、西永福にも1校ありますが、校舎展開を極端に進めていくつもりは今のところありません。今後は、中央で集積したノウハウを全国に配信すること、すなわちウェブ上での授業を広げていこうと考えています。
  
 実際にもう始めていますが、「スカイプ」というシステムを使って授業を行っています。パソコンを通じての授業ですが、お互いに表情はわかるし、対話としては全く問題がなく、教室で授業しているのと何ら変わりがないんですよ。まさに「ライブ授業」ですね。

 「東大生に教えてもらいたい」と希望する生徒さんは多いですが、どうしても東京近辺に限られてしまいます。ですが、スカイプを使えば遠方の生徒さんも生の授業を受けることができて、距離の壁がなくなります。日本全国どこでも受講できるウェブでの授業を、今後はさらに増やしていきたいと考えています。

 また、最近では自分の幼少期の経験を振り返って、幼児教育にも興味を持っています。周りの友人たちにどんどん子どもができていることも、幼児教育をしたいという自分の衝動を駆り立てます。

 特にスマートフォンやiPadといった直感的操作が可能な新時代のツールは、うまい使い方をすれば爆発的な教育効果をもたらす可能性があると確信しています。1年以内に必ず面白いアプリを作ってみせます。楽しみにしていてください。

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