今年の年末年始、人気は羽田空港から海外へ

 今年の年末年始の過ごし方は? 「自宅で過ごす」「帰省」「海外旅行」「国内旅行」、あるいは「仕事」など、人さまざまだろう。ただし今年の年末年始の予定には、例年にない一つの傾向がみられるようだ。

 フォートラベルが実施した「2010-2011 年末年始の過ごし方アンケート」によると、トップは「自宅中心」の37.3%。また、海外旅行に出かける人が昨年より5.2ポイント増加して、24.3%の2位となった。ざっと、4人に1人が海外旅行へ行く計算だ(過ごし方が決まっていない人を除く)。

 行き先は「アジア」(57.1%)、「ヨーロッパ」(17.5%)、「オセアニア・ミクロネシア」(10.7%)の順に多く、具体的な行き先としては「タイ」「韓国」「台湾」の人気が高い。

 海外旅行を計画する人の利用空港は、「成田空港」(47.2%)がトップで、今年、新国際ターミナルがオープンした「羽田空港」を利用する人は17.2%となった。ただし、羽田空港の利用を予定している人のうち、「羽田空港発の国際線を初めて利用する」と回答した人の割合は43.3%にのぼった。

 理由としては「アクセスが便利だから」「国内線との接続があって便利だから」という意見が目立つ。羽田空港の新国際線ターミナルオープンが需要喚起となったことが、海外旅行を予定している人が大幅に増えた理由の一つに挙げられるだろう。この年末年始をきっかけに、「羽田デビュー」を果たす人が多いようだ。

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