金へ投資すると、他の資産と比べでどの程度のリスクを負い、どの程度のリターンが期待できるのか。結論を言えば、金への投資は大いにリスク分散効果が期待できる。
三菱UFJ信託銀行の試算によると、過去5年のリスク・リターン(年率)は、金のリスクが19.3%と国内株式(19.9%)とほぼ同水準、外国株式(22.3%)をやや下回る水準、新興国株(31.2%)を大きく下回る水準だった。
一方、金のリターンは18.5%と国内株式(-0.2%)、外国株式(3.6%)を大きく上回り、新興国株(17.4%)に対してもやや上回る水準となった。
金の過去5年のリスク・リターン特性は他の資産と比べて優位にあり、金への投資はリスク分散効果が期待できると言えるだろう。
