スティールがサッポロHD株5%売却

 米投資ファンドスティール・パートナーズが、サッポロホールディングス株を売却し、保有比率が12.98%から7.73%になったことが9日、関東財務局に提出した大量保有報告書によってわかった。

 報告書によると、スティールPは、2070万株、保有比率にして5%以上を売却。その中で、市場外取引が2022万株で売却していた。

 スティールはサッポロHDに対し、プロキシーファイト(委任状争奪戦)を挑んできたものの、既存の株主の賛同を得ることができず苦しんできた。また、金融危機以降は資金難とも言われ、日本市場から撤退とも言われてきた。

 これでスティールPのサッポロ株の大きな売却は10月に続いて2度目。ピーク時の18%超からついに1ケタ台に。いまだ筆頭株主の立場にいるとはいえ、日本にとどまる理由はこれ以上なくなってくる。

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