富裕層の台所「成城石井」をレックスが売却へ

 レックス・ホールディングスは、高級スーパー「成城石井」を売却のため入札を行ったことが日経新聞の報道で9日、わかった。

 日経新聞の報道によると、売却は負債圧縮のためで、三菱商事系の「丸の内キャピタル」、米国系「ベインキャピタル」などが名乗りを上げているようだという。今後、さらに絞り込んで売却先を決定すると見られる。

 成城石井は富裕層向けスーパーとして1927年に東京・成城で創業。2004年にはレックスが創業家から株式を買収し傘下に入れた。翌年には大阪・梅田に店舗を構え関西に初進出、またマスターゲットの路線に変更し、出店戦略をターミナル駅などにした。しかし、小売業界全体の縮小の波をモロに受けて苦戦、業界再編に組み込まれることになった。

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