TDLの値上げは正解かどうか

 オリエンタルランドは、東京ディズニーランド(TDL)と、ディズニーシー(TDS)の入場料を来年4月23日から値上げすることを発表した。大人が400円アップの6200円に、中学・高校生が300円アップの5300円に、小学生は200アップの4100円になる。デフレ化において強気の料金アップ戦術は功を奏するか。

 入場者数は2001年のディズニーシー完成以来、毎年年間2000万人以上の来場者数を記録。1983年に開業し、今年8月に延べで累計5億人を達成している。

 2009年度は前年度比5.2%減の2581万になったが、過去2番目の多さ。他のテーマパークからすれば羨ましい数字だろう。

 今回の値上げで新規アトラクションなどソフト面とハード面の両方を拡充していくようだが、来場者心理や、業績にどの程度影響を与えるのか。日本のテーマパークにおいては、圧倒的な地位を築いていることからも、影響はないと見る向きもある。ただ、それは今後見守る必要があるだろう。

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