21万円の馬スノーフェアリーが3.8億円稼ぎ出す

 香港国際競走がシャティン競馬場で12日開催され、香港カップ(GI)は、スノーフェアリー(牝3歳、英国)が優勝した。買い手が現れず、わずか21万円で主取りとなった牝馬がこれで生涯獲得賞金を約3億8000万円とした。

 英愛の両オークスを制し、日本でもエリザベス女王杯で日本馬をぶっちぎった21万円の牝馬は、香港で男馬相手に大きな仕事をやってのけた。スノーフェアリーは道中でも後方から2番手という厳しい位置取りから、直線一気に他馬を抜き去り、ゴール板を1着で駆け抜けた。

 1歳の12月にタタソールズアイルランドのセリ市に出されたスノーフェアリー。買い手が付かず、生産者が引き取ることに。だが現在、人間の評価をあざ笑うかのように自身についた値段の1810倍の賞金を稼いだことになる。


スノーフェアリー

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