11月の首都圏マンションは3億円超物件が増加

 不動産経済研究所によると、11月の億ション契約率は63.4%となり、10月の77.1%を下回った。ただし、その内訳をみると1億円以上が発売戸数49戸に対して契約戸数28戸、2億円以上が同9戸に対して7戸、3億円以上が同13戸に対して10戸となった。

 10月は3億円以上の発売戸数が1戸で契約はなかったので、11月は高額物件の好調が際立った形。2億円以上の物件に限ると、契約率は77.3%となった。

 また、超高層物件(20階以上)は21物件646戸、契約率は88.4%(前年同月78.8%)となり、タワーマンションの人気が引き続き強いことを示した。

 なお、11月の新規供給戸数は前年同月比0.8%増の3679戸で、10か月連続の増加となったものの、微増にとどまった。初月契約率は同11.6ポイントの大幅アップとなる80.4%で、5か月ぶりに80%台にのった。低金利や住宅取得促進政策が寄与している。

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