集中力が低い人ほど創造性が高い(米ハーバード大研究)

 集中力が欠けているのは決して悪いことではない。米ハーバード大の研究班がこのたび、集中力が弱い人ほど、そうでない人の約7倍も創造性が豊かであるという研究結果を発表した。

 この調査の対象として、ハーバード大学の学生100人を被験者とした。エアコンの音、パーティ会場でのおしゃべりなどの周囲の雑音の中でも、いかに集中力を保つかという実験を行ったところ、創造性が高い学生ほど、気が散りやすく、そうでない学生と比較すると実に7倍もの差が現れたという。

 ただし、すべての雑音に注意を向けるのではなく、その中から有益なものかどうかを取捨選択できる能力のある人こそが創造性に優れているのではないか、という結論に達している。

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