シンクタンクの野村総研は20日、2015年度までに国内中心のIT主要5市場の分析と規模予測を発表し、ネットビジネスは現在の12兆円から1.5倍の18兆円という予測となった。
ネットビジネス市場6分野、モバイル市場4分野、ハード市場8分野についての市場規模予測で、最も大きな市場であるネットビジネス市場は、2015年度には18兆円市場になるのだという。
ネットビジネス市場は、パソコン向けに加え、携帯電話向けの市場が伸びており、全体として順調な拡大が期待できるといい、ネットビジネス市場全体では、2010年度の約12兆円から、15年度には18兆円に拡大が見込まれるという。
特にEC(電子商取引)は最も大きな割合を占め、金額規模で2.5兆円を突破するという。
インターネット広告市場は、成長速度をゆるめつつも、約6400億円から15年には約9300億円に拡大すると予測されている。そのうち、携帯電話向け広告の市場は、約3300億円となり、インターネット広告市場全体の35%を占めると見込まれている。