スカイマーク、4年後には50機保有体制に

 スカイマークの西久保慎一社長は21日都内で会見し、2014年までに全体で50機保有する計画を明らかにした。また、国際線事業について、エアバス社製の超大型機A380を15機導入し、欧米主要都市を結ぶという。ファイナンスに関しては新株の発行は特にしないが、東証1部への昇格を機に検討する可能性があることも示した。

 A380を採用した理由としては、座席当たりのコスト、快適性など。また、すでに同機を導入するエアラインが収益をあげているという前例もある。

 同社は現在18機を保有しているが、全体で50機にする構想については、リースを活用していく方針。機種はボーイング737になるという。

 国内ではローコスト、海外ではビジネスクラス中心というダブルスタンダードの経営となるが、西久保社長は「ローコストキャリアは生き残るための形。将来も同じではないし、10年後に生き残るビジネスモデルを求めてA380の導入を決めた」とした。

 また、日本航空出身者をパイロットをすでに50人採用しており、今後は150人くらい採用したいという。整備士は80人を採用予定、客室乗務員は国際線経験者を300人採用予定だという。


西久保慎一スカイマーク社長

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