グリーのCM、「無料です」の音声一部無くす

 「無料」とうたうTVCMを出していた、携帯電話向けSNS「GREE」を展開するグリーが21日、「無料」とうたうことを無くすバージョンのCMも流す方針を固めた。消費者団体からの使用禁止の申し入れもあり、無料のものだけを「無料」とする。

 問題とされたのは「グリーで検索。無料です」のフレーズ。

 大阪市の消費者団体「消費者支援機構関西」が今年10月に申し入れを行い、グリーが21日に回答したもの。申し入れは「景品表示法・消費者契約法に反し不当と思われる点があると判断いたしました」というもので、「無料」の音声を流すことの停止を要求していた。

 ソーシャルゲームと呼ばれるこの分野は、日本国内の産業でも最も成長著しい分野の一つで、グリーとモバゲーを展開するディー・エヌ・エーが激しいシェア争いを繰り広げている。先日は、ディーエヌエーがアプリ開発業者を囲い込んだとして、公正取引委員会から立ち入り調査を受けているほど。

 また、CM総研によると、グリーのCM回数(関東地域)は、全業種中でも最多にあたる。一方の、モバゲータウンも対抗するという図式で、争いがし烈になればなるほど、CMの戦いも激しさを増しているというのが現状だ。

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