人間ドッグの結果の次にどうするか？を提案する
「もちろん健康志向の方が多いのも特徴である一方、グルメな方も多く、外食が主体でカロリーオーバー気味、また偏食傾向にある方も多いという、極端な傾向があります。高価で美味しいもの＝素材が良いもの、とは限りません。食事内容を記録し考察すると、実は、基本的な栄養素が足りていないことがあります。サプリメントには、摂り方のコツがあるのです。
まずはベースとなるビタミン＆ミネラルを補う、それから年齢により体内生産量が減少するために補充していかなければならない成分（例：コエンザイムQ10やαリポ酸など）、その上で、オプション成分（生活環境や職業、趣味などにより異なる機能性素材）があるのです。これらは、ベースから順番に補っていくことで、初めてその上位にあるオプション成分の効果が発揮されることを理解しておいてください。日本ではオプションサプリばかりが注目される傾向にありますが、本当に大切なのはベースになる部分。注目される成分をバラバラに摂るより、ベースの栄養素を充実させることが最も効率良い摂取法で、その後に、年代やライフスタイルなど個人に合わせた個別の成分を摂取するべきです。
例えば40代くらいになると、代謝が低下するだけでなく、それまで体内で作られていた成分の生産量がぐっと減少してきます。今までと同じ生活をしているのに中性脂肪や悪玉コレステロール値が増えたり、高血圧になったりなどの変化が出てきます。実際に体に危機感を感じるようになったことから、サプリや成長ホルモンなどの摂取を始める方が多いのも当然かもしれません。
当クリニックに来院される富裕層の方はほぼ100％人間ドッグを受けていますが、人間ドッグを受けるだけではく、その結果を日常に反映し、より良くするためにはどうしたらよいか？ということを中心にアドバイスしています。人間ドッグで問題があるかどうかはわかっても、次回までに改善するため、もしくは維持するための細かい食事のアドバイスやサプリメントの摂取方法を、丁寧かつ的確にアドバイスしてくれるところは少ないのです。」
高額サプリメントを選ぶ際の注意点
「違いを判断するのはなかなか難しいと思います。1ヶ月分で2万円から3万円くらいする高額サプリの中には、売れている商品に便乗しているのもあります。化粧品でもそうですよね、10万円のクリームが売れているとなれば、それの類似品は出てくるものです。高価だから優れているかというと、もちろんそうではありません。サプリメントを選ぶ時に注意するのは、トレーサビリティははっきりしているか、アカデミックなデータを開示しているか、会社側・作り手の熱意がきちんと伝わってくる商品かどうかがポイントになりますね。
例えば会社に商品について問合せをしたとき、誠実な対応をしてくれるか。それはひとつの目安にもなります。無責任じゃないかどうか、アフターケアを含めてやっているかなど、またその商品を社員が使っているかどうかもけっこう大切。本当に優れた製品ならスタッフにも愛用者が多いはず。
例えるなら、レーシック施術のドクターが眼鏡をかけていたら、そこでオペを受けるのは心配になりますね（もちろん角膜が薄いなどの理由があれば別ですが）。商品に説得力があるか、開発した人がどういう思いで作ったかがきちんと伝わってくる商品を選ぶことが、まず大切です。そういう意味では、『悠々美的』は専属の管理栄養士が対応してくれますし、社長自らが海外に足を運んで素材を探すなど、開発者の真摯な思いが伝わる商品ですね。」
【2】へつづく
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