IMFの金403トン売却完了

 国際通貨基金(IMF)は保有していた約403トンに及ぶ金の売却を今年の12月で完了したと発表した。

 売却プログラムは2009年9月に理事会で承認され段階的に売却。403トンはIMFの金保有量の約8分の1に相当する。インド、バングラデシュなどが購入したという。

 目的は融資の原資をねん出するためで、金の売却価格は公表していない。180億ドル規模になるのではないか、と見られている。

 昨年から段階的に行われてきたIMFの金売却。この大きな一連のプログラムも終了し、金相場にとっては一つの転換点でもある。


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