経営破綻した日本振興銀行の小畠晴喜社長(作家名・江上剛)が退任する意向であることが24日、朝日新聞の報道でわかった。近く、小畠氏ら5人の取締役・社外取締役全員の退任を発表する見込だという。後任は弁護士や大学教授などから選ぶ方針。
小畠氏は旧第一勧業銀行出身の行員で作家転向後は、江上剛の名で経済小説を発表してきた。銀行設立直後から社外取締役を務め、木村剛被告が逮捕された後に、社長に就任した。
だが、経営再建は厳しく経営破綻を決め、日本国内ではペイオフ発動第一号の案件となった。再建の過程で一定の役割を果たしたと判断したと思われる。