印ロケット打ち上げ失敗で爆破

 インド宇宙研究機関(ISRO)は25日、インド・スリハリコタ宇宙センターから、通信衛星を搭載したロケット「GSLV-F06」を打ちあげたが軌道から外れて失敗したために爆破した、と発表した。

 ISROによると、現地時間の午後4時すぎに打ち上げ、わずか1分もしないうちに大きく軌道をはずれ始め、地上からの指示によって、約8000メートル上空で爆破となった。機体は、ベンガル湾に落下したという。打ち上げの瞬間は、関係者の拍手と歓喜の声も漏れたが、束の間の出来事だった。

 今回のロケットは、通信、TV、天気予報など商業目的で、インドは今後、有人ロケットの打ち上げも計画していた。しかし、今年4月にもロケットの打ち上げに失敗しており、現地では「ISROにとって、今年はバッドイヤーとなった」と報道され、軌道修正が必要となりそうだ。

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