ビール消費大国「中国」、ガブ飲みは「チェコ」

 2009年の世界のビール消費量をみると、国別では中国が2003年から7年連続で1位となった。また、一人当たり消費量ではチェコがダントツでトップ。これはなんと17年連続だ。日本はそれぞれ7位と38位で、一人当たり消費量は、世界的には低水準にとどまっている。キリン食品文化研究所が調査した。

 国別トップは中国で、前年比7.8%増加。2位はアメリカで、ブラジルがロシアを抜いて初の3位となった。以下、5位ドイツ、6位メキシコ、7位日本の順。伸び率ではアジアが堅調で、ヨーロッパと北米の減少をしり目に、全体の構成比が32.8%に増加した。中国を初め、ベトナム、インドの増加が顕著だ。日本は少子高齢化、嗜好の多様化などの影響を受けて、前年比2.1%減少した。

 また一人当たり消費量でみると、チェコが17年連続で1位と王者の風格。2位がアイルランド、3位がドイツと続く。チェコは大びん換算すると年間約224本で、日本の約74本の実に3倍の消費量に達する。

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