日本テレビが、キム・ヨナ選手（20、高麗大）の練習を無断で隠し撮りして、その映像を「真相報道バンキシャ！」で放送したとして、ヨナ選手の個人事務所オール・ザットスポーツが同局に対して抗議を行った。
朝鮮日報などによると、オール・ザットスポーツの関係者が複数の韓国メディアに話したといい、テレビカメラが撮影していたことに気が付いたものの、実際に放送されるとは思っていなかったとして、日本テレビに対して電話で厳重に抗議を行ったという。
同局は26日の番組内で「女王キム・ヨナ丸秘練習」と銘打ち、特集していた。
練習は10月5月に米国カリフォルニア州ＬＡのイーストウエストパレスアイスリンクで行われていたもの。フィギュアスケートの世界では、アイスリンクの無断撮影は原則として禁止されており、スタッフたちはリンクでの撮影には失敗したようだが、地上練習の模様を撮影していたという。
陣営がおそらく懸念したのは、来春の世界選手権に向けた新しいプログラムや練習方法などが流出することだったと見られる。しかし、実際の放送では、そうした内容はなく、撮影に失敗したと見られる。オール・ザットスポーツサイドは、日本テレビの回答を待っているという。
事実関係について、日本テレビ総合広報部に問い合わせたが、回答はなかった。
キム・ヨナ選手
