スカイマークはなぜ価格競争をやめるのか?

欧州路線は収益が見込める

 「エコノミークラスはすでに値下げ余地がないほど」(関係者)という価格競争合戦にある航空業界。しかもスカイマークは営業マンがわずか7人で、これ以上の集客増も困難なため、それよりも単価の高いビジネスクラスに乗り出す。ハイテク機のA380(1機あたり約2億8000万ドル)を導入し、欧州路線への参入を目指すが、果たして採算は合うのか。

 西久保氏)欧州路線選んだ理由は、最も収益が見込めるからです。日本からの運賃が高く、ビジネスと観光の両方で需要があります。わたしは英国航空、エールフランス、ルフトハンザ、ヴァージンのビジネスクラスに乗りましたが、いずれも搭乗率が高く、当社にとっても十分なマーケットがあると思いました。

 A380の導入は、(価格は)高いですが、それ以外については我々にとって有利だったからです。キャビンの中がひじょうに快適で、10時間以上のフライトをする場合は、快適さがより好まれるため、適していると感じます。また、A380を運航しているエアラインでは、その路線の収益が増加しています。成功すれば、A380を15機まで増やして、世界の主要都市に飛ばしていきたいと考えています。

 また、100億円の利益(2010年9月中間期で営業利益58億円)が出ていれば、国際線が仮にダメでもダメージは大きくありません。100億円の利益が出る時が、国際線に打って出る時だと考えていました。

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