住宅バブル崩壊唱えた教授がNYに5億円邸宅を購入

 米国の住宅バブルの崩壊を予言した、ニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授(経済学)が、NYのマンハッタンに550万ドル(約4億5000万円)のコンドミニアムを購入したことがこのたび明らかになった。住宅市場の悲観論者が購入したことで、今後の住宅市場にとって明るい兆しなのではないか、という見方もある。
 
 住宅バブルの崩壊を主張し続けて一躍有名になったルービニ氏。マンハッタンの高級物件を購入し、しかも299万ドル(約1億9000万円)のローンを組んだという。この物件価格は、2008年のリーマンショック以前よりも、2割ほど安くなっているのだという。

 ただし、そこまで楽観的な状況なのか? 先日CNBCに出演したルービニ氏は「米国をはじめ先進国では二番底が起きる可能性が高い」などと発言しており、自身は懐疑的な見方をしているようではある。では、なぜ購入したのか。

 考えられる理由の一つに、マンハッタンの物件価格は上昇に転じているのだという。借金をしてまで購入する価値があると考えたのだろう。ただし、購入したことを後悔しているのでは、とする米メディアも中にはある。大きな投資、吉と出るか凶と出るか。


ヌリエル・ルービニ氏

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