築地市場初競り、クロマグロ3249万円史上最高値

 東京・築地市場で5日早朝に今年の初競りが行われ、青森県大間の本マグロは、232.6キロがキロ単価7万円、一本値1628.2万円だった。また、北海道・戸井産のクロマグロ(342キロ)で1匹当たり3429万円という史上最高値で取引れた。

 東京都築地市場によると、この日のマグロは冷凍、生を合わせて2280本で、昨年の2755本よりも減少している。また、記録が残っている1999年以降では、3249万円は過去最高になるという。

 クロマグロは世界的に漁を規制する方向に進んでおり、全体に漁獲量は減少しているといい、そのあたりも価格影響していると見られる。また、中国など外国からのバイヤーも参加しているために、今後も高値傾向にあることは変わりなさそうだ。

 青森県大間、北海道戸井は国内の二大クロマグロの産地で、脂のノリ具合で大間、身質の良さで戸井と言われている。


築地市場の初競りで落札された 大間マグロ(2010年1月5日)

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