北海道から宝くじ1等6本6億円が出た秘密?

 「年末ジャンボ宝くじ」で、北海道・北見市の売り場二か所から6本6億円(1等2億円1本、2等1億円計3本、1等前後賞の5千万円2本)の高額当選が出た。人口わずか12万人の北の街で起きた偶然? では、なぜこのような偏りが起きるのか。

 かつて2009年に山口県宇部市の同じ売り場で1等が2本出た出来事が伝説となった。最近はこうした「偏り」が所々に見られるのだが、それはなぜか。

 事情をよく知る売り場関係者は、割り振る数字が機械的になっているからではないか、という。つまり違う組の違う当たり番号が同じ地区に入っている可能性が考えられるそうだ。

 つまり、通常は1ユニット(1000万枚)に1等が1個割り当てられている。1組に1等は1本だが、当たりをうまく配分するには、例えば1組の1番、2番、3番と割り当てるのが自然だ。

 ただし、関係者の説明では、ランダムにすれば1組の1等の当たり番号、2組の1等の当たり番号、3組の1等の当たり番号というふうに1等が同じ地域への割り当てが出る可能性はある、ということだ。それで、都道府県によって当たり外れのバラつきが出てくるのではないか、という。

 ただ、あくまでも可能性であり、偶然の要素が多いのもまた事実だ。

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